Concept
Backcasting Lab.――バックキャスティングを科学する!
バックキャスティングとは「ありたい未来を描き、そこから現在に遡って課題解決を考えるアプローチ法」のこと。
『Backcasting Lab.(バックキャスティング・ラボ)』はバッ クキャスティングを科学するウェブマガジンです。さまざまな分野の有識者にバックキャスティングを語っていただきながら、イノベーションの本質に迫っていきます。
人工知能(AI)の活用が広がり、人間が頭脳を使わなくてもさまざまな「答え」が無限に生み出せる時代になりつつある。答えに先立つ「問い」はどうだろうか?とりわけ、私たち自身が「自分ごととして取り組みたくなる問い」を、AIは作れるのだろうか?そして、不透明な時代に正しい答えを導く「適切な問い」とは何だろうか。「ハテナソン共創ラボ」代表理事の佐藤賢一さんに、QFTの価値とそのワークによる行動変容、「未来をつくる問い」などについて話を聞いた。
「スペキュラティヴ・デザイン」という言葉を聞いたことがあるだろうか? とりわけ未来志向のプロジェクトに向く概念だとしてビジネス界でも注目されつつあるが、実態はあまり知られていない。 スペキュラティヴ・デザイン提唱者アンソニー・ダン氏に師事し、テクノロジーと人がかかわる問題をテーマとする作品を手掛けるアーティストの長谷川愛氏に話を聴いた。
令和の発表と同時期に政府・日銀は2024年度前半に千円、5千円、1万円の各紙幣(日本銀行券)を一新すると発表。 キャッシュレスが拡大するなかで、現金はどうなっていくのか?お金の概念はどう変わっていくのか? 国内外で通貨処理機器シェアNO1のグローリー(株)の経営企画 丹羽氏にお金の未来を訊く。
全社員テレワーク、コアタイムなしのフレックスタイム制、経費精算に上司の決済不要など、株式会社ソニックガーデンの仕組みは実に個性的だ。創業者で代表取締役社長の倉貫義人氏は大手システム会社でエンジニアとして勤務したのち、MBOでソニックガーデンを興した。1月に出版した著書『管理ゼロで成果はあがる』も話題の倉貫氏に、そのユニークなマネジメント術について語ってもらった。
地域社会をより良くしたいと思わない人はいないだろう。 昨今は地方創生や地域活性のための予算を確保する動きも活発だ。 しかし、問題がある。「より良い」とは何なのか、答えが一つではないことだ。 多様なステークホルダーが多様な思いを抱えているなかで、いかにして地域の未来を描くべきか。 一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事で、 神戸市チーフ・イノベーション・オフィサーの関治之氏に話しを聞いた。